訪問診療・訪問栄養とは
在宅医療は、「病気を診る」だけでなく、患者さまの日々の暮らしを支える医療です。
通院が難しい方でも、ご自宅で安心して過ごしていただけるよう、医師が定期的にご自宅へ訪問し、診療や健康管理を行います。
当院では、訪問診療に加えて、管理栄養士による訪問栄養食事指導(居宅療養管理指導)を行っていることが特徴です。
医療と栄養の両面から関わることで、
- 体調の安定
- 低栄養の予防
- 生活の質(QOL)の向上 を多職種で支えていきます。
このような方が対象です
- 子どもから高齢の方まで
- 通院が困難な方(足腰の低下・体力低下など)
- 退院後、自宅で療養を続けたい方
- 認知症や寝たきりで外出が難しい方
- 在宅で医療的管理が必要な方
- 食事量の低下や体重減少が気になる方
ご本人だけでなく、ご家族や医療機関、ケアマネージャーの方や訪問看護ステーションからのご相談も受け付けています。
訪問診療でできること
定期的な医療管理
医師が計画的にご自宅へ訪問し、健康状態を継続的に管理します。
- 定期診察
- 処方管理
- 症状の変化への対応
検査・医療処置
ご自宅でも必要な検査や医療処置が受けられます。
検査
- 血液検査、尿検査
- 超音波(エコー)検査
医療処置
- 点滴治療
- 褥瘡(床ずれ)の処置
- 経管栄養(胃ろうなど)の管理
- カテーテル管理(尿道など)
- 在宅酸素療法の管理
急変時の対応
体調の急な変化にも対応できるよう、地域の医療機関と連携しながら体制を整えています。
訪問栄養(管理栄養士によるサポート)
当院では、管理栄養士がご自宅へ訪問し、食事や栄養状態を専門的に評価しながら、日々の生活に寄り添ったサポートを行っています。
単なる食事指導にとどまらず、現在の体調や病状を踏まえ、「今の状態に合った食べ方」を一緒に考えていきます。
主な内容
- 食事内容の確認と改善提案
- 食思不振の方への調理方法の工夫(食べやすさ・味付け・形態の調整など)
- 体内の栄養状態の評価(水分量、体重変化、筋肉量など)
- 嚥下機能や消化状態の確認(飲み込み・腹部症状など)
- 病状に応じた食事内容の説明と調整(糖尿病・腎疾患など)
- 適切な食形態(きざみ食・やわらか食など)の提案と見直し
- ご家族への調理方法や食事介助のアドバイス
当院の訪問栄養の特徴
食事は「栄養をとること」だけでなく、「生活の楽しみ」のひとつでもあります。
当院では、
- できるだけ口から食べ続けること
- 無理なく続けられる食事
- その方らしい食のあり方
を大切にしています。
「食べられない」原因を一緒に整理しながら、
最期まで食事を楽しめるような工夫や関わり方についてもご相談いただけます。
このようなお悩みに対応しています
- 食事量が減ってきた
- 体重が減ってきて心配
- むせやすくなった
- 何を食べさせればよいかわからない
- 病気に合わせた食事が難しい
どんな小さなことでも、お気軽にご相談ください。
多職種連携について
在宅医療は、ひとつの職種だけで支えるものではありません。
当院では
- 訪問看護
- 薬局(訪問薬剤管理)
- ケアマネジャー
- 介護サービス
と連携し、患者さまを中心としたチーム医療を行っています。
当院の訪問診療の考え方
私たちは、「住み慣れた場所でその人らしく過ごすこと」を大切にしています。
- 無理のない治療
- 生活に寄り添った医療
- ご本人とご家族の安心
を重視し、一人ひとりに合わせた在宅医療をご提供します。
ご相談ください
- 通院が難しくなってきた
- 在宅医療を始めるか迷っている
- 食事や栄養状態が心配
といった場合も、お気軽にご相談ください。
急な退院の対応や特殊なご病気のときもご相談ください。